Advanced NW boardU アップデートモジュール 2022年9月9日 ◆バージョンとモジュール名 ---Ver.5.01.03--- ◇総合バージョン Ver.5.01.03 22-09-09 ◇モジュール up5_01_03.udf ◆不具合修正 ◇冗長連携で、同期停止待ちを有効にしている際に、先に同期停止待ち状態になっているUPSがあり、 もう一方のUPSが同期停止待ちに至る前にネットワーク通信が不能になったり、放電終止で停止すると、 先に同期停止待ち状態になっているUPSが同期待ちをキャンセルできず、タイムアウトまで待つ不具合を修正しました。 ◇UPS側でバッテリ残寿命情報をクリアしても、ボード側の監視画面のバッテリ残寿命が更新されるまで、最大1時間かかるのを修正しました。 ◇UPS側でバッテリ残寿命情報をクリアしても、 snmpのjemaUpsAlarmFaultDetail、jemaUpsAlarmBatteryBadDetailで"バッテリ寿命"が残り続けるのを修正しました。 ◇UPSとの通信エラーが発生しても「通信異常発生」となるまで約2時間程かかりましたので、 数分程度になるよう修正しました。 ◇snmpのsysUpTimeを取り込むと約49日で0に戻る不具合を修正しました。 本来なら約497日で0に戻ります。 ◇1.5K以上のUPSで、snmpでjemaUpsInputTruePower(Jema)やupsInputTruePower(rfc1628)で値を取り込んだとき、 1KWを超えると値が1/1000になる不具合を修正しました。 ◇ホスト監視で、監視機器が停止した際に、イベントログに「ScriptNo.xx, IP xxx.xxx.xxx.xxxのホストが停止しました。」と記録しますが、 IPアドレス部分の文字数が多いと、後ろの文字が欠けたり文字化けを起こす不具合を修正しました。 ◇snmpで upsShutdownAfterDelay、upsRebootWithDuration(rfc1628)、 jemaUpsShutdownAfterDelay、jemaUpsRebootWithDuration(jema)で upsのみの停止(upsShutdownTypeが1(output))を行なった際に、snmpの応答に時間がかかり、 snmpマネージャー側でタイムアウトになりやすい現象がありましたが、 応答をより速く返すようにし、タイムアウトになりにくくなるように修正しました。 ◇停電確認時間以内の停電が発生後、UPSの出力をスイッチ操作や、停止コマンド等で停止した場合、 イベントログに「停電後のUPS出力停止」や「Deley4後の停止(停電)」と記録されるのを修正しました。 ◇Webの「シャットダウン設定画面」の図内の文字を修正しました。 ◇telnetやsshでボードにアクセスし、メニュー表示からスクリプトのテスト実行を行なった後、 CuiMenuログにスクリプト番号部分が正しい値になっていないのを修正しました。 ◆仕様変更 ◇openssl、opensshを22年9月時点の最新にしました。 openssl 1.1.1q 5 Jul 2022 openssh 9.0p1 ◇Webの「ログ設定」画面で下記ログの保存最大数を従来200Kbyteまででしたが、500Kbyteまで指定できるように変更しました。 イベントログ CGIログ FTPsvログ CuiMenuログ UPSログ ◆機能追加 ◇長期計測ログにバッテリ電圧の項目を追加しました。 ◇ntpの実行の成否をイベントログの定時記録に残すようにしました。 なお、ntpは1時間に1度取得していますが、定時記録の0時30分の直前のntp処理の結果となります。 例 2022/09/08, 0:30:00,[管理プロセス正常動作中: Ver.5.01.03 32ヶ月] NTP:成功 2022/09/08, 0:30:00,[管理プロセス正常動作中: Ver.5.01.03 32ヶ月] NTP:失敗 2022/09/08, 0:30:00,[管理プロセス正常動作中: Ver.5.01.03 32ヶ月] NTP:IP未指定 ◇upsログに以下の情報を残すようにしました。 装置型名 製造番号 ファームウエアレビジョン 製造年月日 ◇ログ情報を停電発生時やローバッテリ検出時にもFlashメモリに残すようにしました。 従来、ログに変化があった場合、一定時間後に保存するようにしていますが、 停電発生後にバッテリ容量不足で停止した際にはログが残せないことがありましたので、 停電発生時やローバッテリ検出時にFlashメモリに残すようにしました。 なお、バッテリ容量がほとんど残っていない場合、この機能を追加しましても、保存が間に合わない事があります。 ◇snmpの upsShutdownAfterDelay、upsRebootWithDuration(rfc1628)、 jemaUpsShutdownAfterDelay、jemaUpsRebootWithDuration(jema)で 停電時と通常運転時で挙動が異なる部分がありましたので、 新たなモードを用意し、停電時でも通常運転時でも挙動が同じになる機能を追加しました。 これらの切り替えはWebのSNMP設定にて「upsShutdownAfterDelay,upsRebootWithDurationの動作」にて 「新方式(動作を統一する)」を選択すると機能します。 動作に関しましては、CD内の「JEMA・MIB対応表.pdfか「RFC1628・MIB対応表.pdf」の末尾に記載しております。