Advanced NW boardU アップデートモジュール 2020年11月26日 ◆バージョンとモジュール名 ---Ver.5.01.02--- ◇総合バージョン  Ver.5.01.02 20-11-26 ◇モジュール  up5_01_02.udf ◆不具合修正 ◇スクリプトの「Advanced NW boardU連動停止」のテンプレートのままでは正常に動作しない不具合を修正しました。 ◇SNMPでバックアップ経過時間(jemaUpsSecondsOnBattery (1.2.2.0))の時間が復電してもリセットされない不具合を修正しました。 ◇SNMPで製造日付(jemaUpsIdentManufacturedDate (1.1.7.0))、  バッテリ交換日時(, jemaUpsBatteryLastreplaceDate (1.2.8.0))の返し方がmibの仕様と異なっている不具合を修正しました。  仕様では mm/dd/yyyy 例 10/15/2015 ですが、  従来は ddmmyyyy 例 15102015  としておりました。 ◇SNMPでMACアドレスの返答ifPhysAddress(2.2.1.6.1)が"0:0:0:0:0:0"を返している不具合を修正しました。 ◇スクリプト設定の「SSH:チャレンジレスポンス認証を使用しない」にチェックが入っていても  チャレンジレスポンス認証が有効になっていたのを、  チェックが入っている場合、無効になるようにしました。 ◇UPSとボード間の通信にエラーが発生すると、エラー状態が解除されても回復しない不具合を修正しました。  たとえば、UPS動作中にUPS本体のDIPスイッチ3「RS232Cコマンド」を一度「ON:UPS監視ソフトウェア"FeliSafePro"使用時」から  「OFF:UPS監視ソフトウェア"FeliSafePro"未使用時」(ボード使用時はこちらにする必要があります)を行っても、  ボードを再起動するまで通信ができませんでしたが、「OFF:UPS監視ソフトウェア"FeliSafePro"未使用時」にすると直ちに  通信可能になるようにしました。  「ON:UPS監視ソフトウェア"FeliSafePro"使用時」が継続している場合は通信はできません。 ◆仕様変更 ◇【重要】  SNMP設定で以下の項目が「旧ボードと同じ」値を返すのが初期値となっておりましたが、  mibの仕様どおりの値を返すのを初期値としました。  ・Jema 1.6.1、1.6.3正常時返答値  ・JemaUpsBatteryVoltage, UpsBatteryVoltageの返答値 ・誤った倍率での返答値  ・RFC1628 upsAlarmsPresentの型  ・RFC1628 upsAlarmDescrの返答方法  なお、旧バージョンからアップデートした場合はこれらの項目の値は変更されません。 ◇SSL証明書の有効期限を10年にしました。  SSL証明書は時刻が正しく設定されていれば初めての起動時に自動生成されます。  その際、従来は有効期限を15年としておりましたが、有効期限が2038年を超えると、正しく年扱えないため、10年としました。  Web画面の「SSLサーバ証明書再生成」の初期値も10年(3652日)としました。  すでに作成されている場合は、従来どおり15年となります。 ◇SNMPの製造番号(jemaUpsIdentManufacturedNumber(1.1.8.0))を常に6桁になるようにしました。 ◇SNMPのJemaの処理で、故障系、警告系の扱いを一部変更、追加を行いました。  ・jemaUpsAlarmFatalFaultStatus(1.6.1.0)   ファン故障を重故障として扱うUPSのみ検出するようにしました。   ファン故障を軽故障として扱うUPSはこのmibでは検出せず、jemaUpsAlarmFaultStatus(1.6.3.0)で検出するようにしました。  ・jemaUpsAlarmFatalFaultDetail(1.6.2.0)   ファン故障を重故障として扱うUPSのみ検出した場合、「ファン故障」と返すようにしました。  ・jemaUpsAlarmFaultStatus(1.6.3.0)   ファン故障を軽故障として扱うUPSを検出し、「1004」ファン故障」を返すようにしました。   通信異常(UPSと本ボード間)を検出し、「1005」通信異常」を返すようにしました。   充電器故障を「3:バッテリ異常」として返すようにしました。  ・jemaUpsAlarmFaultDetail(1.6.4.0)   ファン故障を軽故障として扱うUPSを検出した場合、「ファン故障」を返すようにしました。   充電器故障を検出するようにし、「充電器故障」を返すようにしました。   通信異常(UPSボード間)を検出するようにし、「通信異常」を返すようにしました。  ・jemaUpsAlarmWarningStatus(1.6.5.0)   通信異常(UPSと本ボード間)を検出するようにしました。  ・jemaUpsAlarmWarningDetail(1.6.6.0)   通信異常(UPSボード間)を検出するようにし、「通信異常」を返すようにしました。 ・jemaUpsAlarmBatteryBadStatus(1.6.11.0)   充電器故障を検出するようにしました。   バッテリ寿命を検出するようにしました。   「バッテリ寿命」「充電器異常」が発生したときも「1:バッテリ異常発生中」を返すようにしました。  ・jemaUpsAlarmBatteryBadDetail(1.6.12.0)   充電器故障を検出するようにし、「充電器故障」を返すようにしました。 ◆機能追加 ◇長期計測ログを追加しました。  従来の計測ログは、デフォルトでは記録間隔を1分、サイズ100Kbyteでしたので、1日分程度しか記録を残せませんでした。  従来の計測ログに加えて、長期計測ログを追加しました。  長期計測ログでは記録間隔を1時間固定、サイズ500Kbyte(500kbyte〜1000Kbyte)で、必要最小限に切り詰めておりますので、  1年以上記録を残せるようになっております。  表示やダウンロードは他のログと同様、「ログ設定」で行います。  ログのファイル名は"longmeasure.log"です。  記録は「入力電圧、出力電圧、負荷率、温度、バッテリ容量、入力周波数、出力周波数」のみです。 ◇SNMPにてコミュニティ名が誤ったままNWボードにアクセスするとtrapとして「Authentication Failure」を発行することになっていますが、  発行の有無を制御できるようにしました。  「SNMP設定」に「Authentication Failure trap送信」の項を追加し、  ・発行する (デフォルト)  ・発行しない を選択可能にしました。 ◇SNMPの返答するメッセージを従来の日本語のみから、英語も選択できるようにしました。  「SNMP設定」に「言語」の項を追加し  ・日本語 (デフォルト)  ・英語 を選択可能にしました。  ただし、Web画面の「装置情報」で日本語を記述している場合、日本語もままとなります。  その際の漢字コードは従来どおり「送信漢字コード」で設定します。