Ver.3.04.03 07-02-19 ◆機能追加、仕様変更 ・アップデート方法を強化しました。  従来のアップデートはテキスト形式のファイルのみでしたが、アプリケーション部分に関しては  バイナリ形式のファイルも受け付けるようにしました。  これにより、アプリのアップデートファイルは現在11.5Mbyteありますが1/3の3.9Mbyteとなり、  アップデート時間が短縮できます。  アップデート時のファイルの確認をより厳密し、誤った形式、ファイル名は受け付けないようにしました。  従来はイリーガルファイルでも受け付けて、実行中にエラーにしていましたが、今回からは  受け付け時にエラーを判定し、表示できるようにしました。  ftpでのアップデートに対応しました。  ftpアップデートではカーネルは従来と同じテキストファイル(拡張子.srec)のみ、  アプリはバイナリファイル(.bin)のみ受け付けます。  ftpでのアップデート方法は以下の手順で行います。  ・ポート2100でftpを接続する。    Linuxなら     > ftp 192.168.xxx.xxx 2100    Windowsなら     > ftp     ftp> open 192.168.xxx.xxx 2100  ・ユーザ名、パスワードに"upsuser"を入力する(デフォルト時)。  ・/tmp/paramディレクトリに移動    ftp> cd /tmp/param  ・バイナリモードにしてファイルをput    ftp> bin    ftp> put ap3_4_07.bin  ・転送後、Webボードは自動的に再起動するので、ホスト側はbyeで終了する。    ftp> bye  【注意】   バイナリ方式のアップデート、ftpによるアップデートはVer.3.04.03以降で有効です。   バイナリファイルは次回アップデート時から公開いたしますが、アップデート前のバージョンが   Ver.3.04.03以降でなければ使用できません。 ・スクリプトの処理方法を変更し、パフォーマンスを向上を行いました。  同時に複数のスクリプトを実行したときの処理時間を最大約1/2に短くしました。  (ホストの要因が関わるdisconnectは未使用時) ・複数宛先へのメールの送信方法を変更しました。  従来は送信先が複数あればそれぞれ単独に発行していましたが、to:を列記することで1度で送信するようにしました。  これにより、レスポンスの向上、特にシャットダウン時にメール送信ができなかったときに処理が遅延する  時間が1/4になりました。  この変更のため、従来は受け取ったメールの宛先が1人だけでしたが、他の宛先も表示されるようになります。 ・起動時にUPSと通信を行いますが、通信できない場合、UPS本体のDSWの4がOFFの可能性があるため、  監視画面表示時にディップスイッチ4がOFFの可能性を表示するようにしました。 ・スクリプト設定の"SSH機能"のチェックボックスを"SSHv1機能"に書き換えました。  スクリプトの選択でtelnetの物は記述していませんでしたが、後ろに(telnet)を追加しました。 ・メール送信者名の部分の説明に  「サーバーによっては有効なドメインである必要がある。例xxx@xxx.co.jp」を追加しました。 ・Webボードにtelnetでログインした際に"v"コマンドを追加し、総合バージョンと 監視画面と同等の物を表示する機能を追加しました。 ◆不具合修正 ・スクリプト実行時に稀にスクリプトが途中で止まる現象が前回のバージョン(Ver.3.04.01)から  発生しやすくなったため、スクリプトの処理方法を変更し、ほぼ発生しないようにしました。  (前回のバージョンVer.3.04.01では約1万回に一度程度の割合でスクリプトが停止することがありましたが、  今回のバージョンではスクリプトの動作試験を100万回実施しましたが、停止は発生していません。)  また、仮に上記現象が発生した場合、自動的にリトライすることで実質不具合にならないようにしました。 ・スクリプト実行時、IPアドレスが"0.0.0.0"だとスクリプトを終了しない不具合を修正しました。 ・システムログ(スクリプト実行ログ)をsyslogで送ると場合によってはハングアップする不具合を修正しました。  syslogでは一度に1000byteまでしか送ることができませんが、システムログ(スクリプト実行ログ)は  スクリプトの内容によってはこれを越えることがあり、越えた場合ハングアップすることがありました。。  越えた場合、分割送信するようにしました。  現バージョンでもログ送信設定で「大きいメッセージの分割」で「分割する」をチェックすると回避が可能です。 ・メール送信者名の記入できる文字数を30文字から60文字に増やしました。 ・スクリプト画面からのヘルプが文字化けを起こしやすいので、正常に表示できるようにしました。 ・管理でUPS型名や接続装置がブランクだと枠が消えるのを消えないように修正しました。