06-08-17 Ver 3.04.01 ・IEで初期化ウィザード中に中断ボタンが効かない不具合を修正。 06-08-04 Ver.3.04.00 ◆機能追加、仕様変更 【概要】  Ver.3.04系は従来のVer.3.03.xxのバグ修正だけではなく、使いやすさの向上を中心に変更を行う。  以下はVer.3.03.02との違い。 【仕様変更、機能追加】 ・初めての起動時にメニューを表示する。  Ver.3.03以前からのバージョンアップや工場出荷状態で起動すると  ・初期化ウィザード  ・簡易設定メニュー  ・詳細設定メニュー  が選択できるようになる。  いずれかを選択すると以降、ボード自身とブラウザのcookieに情報を記憶し、2回目以降の  ログインからは表示されることはない。  また、ボードは初期化状態でもIPが同じだとブラウザのcookieが記憶されているので  起動時選択メニューは表示されない。その場合はブラウザのcookieをクリアする。 ・favicon.icoを追加。  これにより、IEでブックマークに登録した際、およびFirefoxのアドレスバーにこのアイコンが  表示されるようになる。 ・初期化ウィザードの追加。  上記メニュー、および、「基本設定メニュー」の「初期化ウィザード」からも起動可能。  初期化ウィザードでは必要最低限の設定を順次設定できるようになっている。  中断は中断ボタンを押下で終了する。他の方法で中断しない。  初期化ウィザード中に別のブラウザやPCからアクセスしない。  初期化ウィザード中はタイムアウトしないようにした。 ・簡易設定メニューと詳細設定メニューの選択が可能になる。  ・簡易設定メニューは必要最小限の設定の表示のみ行う。  ・詳細設定メニューは全ての設定の表示を行う。Ver.3.3以前はこちら。  これらは左上メニューのセレクタが現在の状態を表示しているので、これを切り替えることで  状態を変更できる。 ・全ての入力で入力文字数を制限する様にし、バッファオーバーフローを起こらないようにした。  Ver.3.03.xxは制限をしていなかったため、どんなに大量でも文字を入力できたため、内部バッファをオーバーし、  ハングすることがあった。 ・監視画面のメイン出力状態で「バイパス運転中」はVer.3.03.xxは暗い緑だったが、見にくいのと  バイパス運転自身が異常状態に近いため、赤で表示するようにした。 ・連携機能の連携状態を監視画面の連係機能と同じ色になるようにした(Ver.3.03.xxは白のみ) ・イベント設定画面の内容を大幅に変更した。  ・簡易設定と詳細設定で表示内容が大きく異なる。   簡易設定はスクリプトNoが表示されない。   詳細設定でVer.3.03.xxと同様に表示される。  ・上にスクリプト編集へのボタンがあったが削除し、代わりにスクリプトNo自身に   単独スクリプトへのリンクを追加した。また、Ver.3.03.xxでは別画面で開いていたが、   他の画面と同様、右に表示するようにした。  ・メッセージ通知、Mail通知にチェック反転ボタンを追加した。  ・「監視ホスト起動」イベントを追加した。 ・いくつかのメニューでヘルプを追加した。  イベント設定、スクリプト設定、ホスト監視、連携機能 ・左メニューの「ホスト管理」を「ホスト監視」にした。 ・スクリプト設定メニューを左メニューに追加した。 ・スクリプト設定画面の内容を大幅に変更した  ・1つずつ表示する単独表示とVer.3.03.xxと同様の全部表示を切り替えられるようにした。   但し、簡易設定メニューでは全部表示は行わないようにした。  ・シャットダウン開始イベントで実行のチェックボックスを追加。   これはイベント設定の「シャットダウン開始」の該当スクリプトNo.と同じもの。   また、ここでチェックを入れた場合、「シャットダウン設定」のシャットダウン実行にも   自動的にチェックが入ります。  ・スクリプト編集を選択方式と編集方式を切り替えられるようにした。   但し、簡易設定メニュー時は選択方式のみ、全部表示時は編集方式のみ表示する。  ・単独表示で編集方式の場合、テキストエリアを大きくした。 ・スクリプトの実行結果をシステムログに残すようにした。  また、終了したときの情報をイベントログに残すようにした。  エラー時はエラーコードも残すようにした。エラーコードはマニュアルの表5-4参照。 ・ネットワーク設定の内容を変更した。  ・簡易設定の場合、通常不要なものは表示しないようにした。   ポート番号、複数指定できるもの(例えばメールアドレス等)は1つだけ、SNMP関係、接続制限。  ・SNMPに送信漢字コード、MIB設定を追加した。  ・説明文を追加した。("0.0.0.0"は無効等)  ・メールサーバーIPが"0.0.0.0"ならメール送信しないようにした。 ・時刻設定画面を大幅に変更  ・Ver.3.03.xxでは上段にボードの時刻、中段にPCの時刻、下の時刻を入力する部分はPCの時刻で初期化していたが、   入力する部分の時刻をPCではなく、ボードの時刻と勘違いする例が多くあった。   そのため、上端に赤でボードの時刻、下段を入力部分にし、その上に「このコンピュータの現在の時間」とした。  ・時刻設定やNTPでサーバーを設定し時刻調整した際、Ver.3.03.xxは何も表示しなかったが、   何秒進めた、遅らした、NTPサーバにアクセスできなかった等を表示するようにした。  ・Ver.3.03.xxでは時刻を変更するとログインタイムアウトになったが、ならないようにした。 ・左メニューに「初期値」を追加。初期値情報へのリンクとなる。 ・リストアにIPアドレス等も復元するかどうかを選べるようにした。  Ver.3.03.xxではIPアドレスは復元しない。  過去に保存したパラメータファイルでも正常に動作する。 ・telnetからのメニューに"t"を追加。telnetで他のPCにログインする機能を追加した。   ・メールのテスト送信、WinMessのテスト送信時に内容を本番と同じ形式にした。  Ver.3.03.xxでは内容が無く、単にテスト送信のみだった。 ・マニュアルの大幅改版。 ・snmpのRFCのupsAlarmId、upsAlarmDescr、upsAlarmTimeの送信形式を変更した。  ・upsAlarmIdは元々(Ver3.3.5以前)はobject番号をそのまま送り返していたが、   Ver3.4.0では最終AlarmIDと一致するobject番号に対しては1を、一致しなければ0を返すようにした。  ・upsAlarmDescrは元々(Ver3.3.5以前)はobject番号をoid形式にしてそのまま返していたが、   Ver3.4.0では最終AlarmIDと一致するobject番号に対しては最終AlarmIDをoidに付加して、   一致しなければoidに0を付加して返すようにした。  ・upsAlarmTimeは元々(Ver3.3.5以前)はobject番号ごとに保管しているunix時間を返していたが、   そもそもobject番号ごとには保管していなかったため、ほとんどの場合、0を返していた。   Ver3.3.8までは全てのobject番号に対し、最終AlarmIDの発生時刻をunix時間で返していた。   Ver3.4.0では全てのobject番号ごとに保管しているボード起動からの秒を100倍にして返すようにした。   また、object番号に対応する事象が発生していないときは0秒を返すようにした。 ・snmpのjemaのJemaUpsAlarmFaultFtatus(1.6.3.0)、JemaUpsAlarmFaultDetail(1.6.4.0)をサポートする。  Ver.3.03.xxでは何も返していなかった。 ・UPSが出力を開始したら「出力開始イベント」を発行するようにした。  Ver.3.03.02では操作による出力開始のみ「出力開始イベント」を発行し、その他の要因、  例えばパワースイッチをONにした、長期停電から復電したといった場合にはその検出が  困難、特にwebボードが起動中ではすぐに認識できない等の問題があり、対応していなかった。  これを全ての組み合わせを考慮し、Webボードが起動中の場合は起動後に発行することで対応した。 【不具合修正】 ・snmpで停電、復電等のイベントが大量に発生するとtrapをためるキューがオーバーフローし、snmpが  動作しなくなることがあったが、エリアを増やし、オーバーフローの判定を入れ、越えないようにした。  Ver.3.03.09で対応済み。 ・1.4K系UPSで稀に停電が回復しても「警告回復」のイベントがあがらず、監視画面の最終イベントも異常発生等  のままになることがある不具合を修正する。  基本的には警告回復の割り込みは受け付けているので、停電回復やSNMPの動作には影響しないが、  メール、メッセージが送られない、イベントログに記録が残らない、監視画面の最終イベントが変わらない等が発生する。  Ver.3.03.09で対応済み。 ・ごく稀に停電回復後もRFC1628のupsTrapOnBatteryを1分ごとに出す不具合を修正。  Ver.3.03.09で対応済み。 ・1.4K系UPSで稀に「停電回復」のイベントの受け取りが遅れ、停電確認時間を越えてから認識し、そのため  停電が回復しているにもかかわらず、シャットダウン処理に入ってしまう不具合を修正。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・数千〜数万回に一度、再起動時にハングする現象を修正。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・WindowsMessageを送信すると、ごく稀に送信後にハングする現象を修正。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・SNMPのtrapのフォーマットがV2形式になっていなかったため、V2形式になるように修正。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・ネットワークのメールサーバーのIPが"0.0.0.0"でもメール送信しようとし、反応が無い間、  他のプロセス間通信が正常に動作しないことがある。  メールサーバーのIPが"0.0.0.0"なら送信しないようにした。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・UPSのバッテリ寿命が危険になってもSNMPのtrapをあげない不具合を修正。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・ボード起動時にUPSとのRS232Cラインにbreak信号がしばらくでていたものを出さないように修正した。  Ver.3.03.08で対応済み。 ・SNMPのtrapの送信先IPアドレスの最初の桁が15以下だとtrapを送れない不具合を修正。  Ver.3.03.07で対応済み。