◆SNMP WEB BOARDは起動している(LEDが点滅している、pingに反応がある)がWebやtelnetでアクセスできない

UPSの設定に不備があるとこのようになることがあります。
UPSの後ろのディップスイッチの4が出荷時にはONにしておりますが、
何らかの理由により、これがOFFされている場合に、上記現象が発生することがあります。
この現象はSNMP WEB BOARDバージョンVer.3.3.02(06年8月まで出荷)で発生します。

SNMP WEB BOARDバージョンVer.3.3.7以降、Ver.3.4.01以降(06年9月より出荷)では
Webやtelnetでアクセスはできますが、UPSとの通信が正常に行われていないため、
監視画面の値がでたらめになります。

SNMP WEB BOARDバージョンVer.3.4.03以降(07年4月より出荷)ではWeb画面に
「UPS本体のDSWの4がOFFになっている可能性があります。」と表示されます。

これらの様な現象になった場合はUPS後方のディップスイッチ4をONにしてください。
このスイッチはUPS本体の起動時に認識されますので、UPSを一旦完全停止する必要があります。

UPSを完全停止するには前面の電源スイッチをOFFにし、UPSへの電源ケーブルを10秒ほど
抜いてください。この場合、UPSに接続している装置への電源供給も止まりますのでご注意下さい。

HP30x0より上位機種ではマニュアルでバイパス運転にし、前面のオペレーションスイッチ、
背面のブレーカーをOFFにすることでUPSを完全停止することができます。
その際、UPSの内部回路が完全に停止するまで30秒以上かかりますので、パネルのLEDが
完全に切れるまでお待ち下さい。その後、ブレーカー、オペレーションスイッチを入れると
UPSが起動しますので、バイパス運転を元に戻します。
UPSが停止している間でも電源供給は止まりませんが、この間に停電があるとバックアップは行えません。


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