Advanced NW board アップデートモジュール ◆バージョンとモジュール名 ---Ver.4.05.02--- ◇総合バージョン  Ver.4.05.02 17-01-17 ◇Linux Kernel バージョン  Build #19 2009-10-30  モジュール名 gz091030z.lnx 変更なし ◇アプリケーション  モジュール名 ap4_05_02.suf ◆不具合修正 ◇SNMPでmibをJemaに設定し、「初期バッテリ異常」や「インターバルバッテリ異常」が発生し、  それをtrapで送信しようとするとtrap先の有無にかかわらず、snmpプログラムが異常終了する不具合を修正しました。  SNMPを使用していない、またはRFC1628を使用している場合は影響はありません。  「初期バッテリ異常」はUPSを設置時に、バッテリ電圧が低下している場合に発生する事がありますが、  しばらく充電していると、発生しなくなりますので、しばらくしてから「動作モード」で「SNMPクライアント機能」を  「起動」にする、またはボードを再起動することで回避可能です。  「インターバルバッテリ異常」はバッテリを交換しない限り、回避できませんが、  通常の運用ではバッテリの故障、寿命を遙かに過ぎている、  長期間(半年〜1年以上)UPSの電源をいれずバッテリの自己放電により致命的に劣化する、等でなければ  「インターバルバッテリ異常」になることはほとんどありません。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇UPS本体をバイパス禁止設定にし、半導体温度異常等の異常が発生し、出力が停止した後、  「AC電源復旧、UPS警告回復」がイベントログに記録され続ける不具合を修正しました。  バイパス禁止設定しないと異常時にUPSが停止しないため、その際はイベントログには記録されません。  バイパス禁止設定にしなくても、異常が発生している状態でUPSを停止するとイベントログに記録されます。  イベントログに記録が残るのみで、その他の動作には影響はありませんが、  1分に2回程度記録されるため、およそ12時間でログが「AC電源復旧、UPS警告回復」のみとなってしまいます。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇SNMPのバッテリテストのためにupsTestIdで設定値として空行を送信するとsnmpプログラムが異常終了する不具合を修正しました。  正しい値(oid)を設定していれば正常に動作します。  upsTestIdはバッテリテストの種類を設定するものです。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇cgiログをログフルでメール送信する際、ログ内の1行が200byte以上となり、200byteをまたがった部分に  漢字があると以降が文字化けすることがある不具合を修正しました。  文字化けは半角文字があれば、そこ以降は正常となります。  リリース当初から存在していましたが、Ver.4.05.01でログ機能を強化し、文字数が増えたために顕在化しました。 ◇Webで「装置情報」を設定すると「ブザー鳴動」の設定によっては、cgiログに複数の設定情報が記録される  不具合を修正しました。  複数ある場合、先頭のものが正解となります。  また、「ブザー鳴動なし」に設定した場合、cgiログに記録されないのを、されるようにしました。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇ボードを一度でも「完全初期化」すると、動作確認のためにコンソールメニューからsshで他のコンピュータに  ログインできなくなる不具合を修正しました。  スクリプトでログインするのは正常に動作します。  「SSH公開鍵認証設定」画面で鍵生成を行うと回復します。  リリース当初から存在していました。 ◇スクリプトで新たに追加したshutdownとpowerコマンドで、Webの「シャットダウン設定」の値を  デフォルトの値を使うために"-1"を設定すると、その項目以降をエラーとして扱う不具合を修正しました。  例えばshutdownで shutdown -1 2 3  としても、最初の-1でエラー扱いし、   shutdown -1 -1 -1  として扱っていました。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇スクリプトで新たに追加したshutdownとpowerコマンドで、数値引数の最後に指定した設定値が  無視される不具合を修正しました。  例えば、 shutdown 1 2 3  としても、 shutdown 1 2 -1  と、最後の"3"が"-1"(Webのシャットダウン設定のシャットダウン処理時間の値)になる不具合を修正しました。  この不具合は後ろに何か文字を記述すると正常に動作します。例えば shutdown 1 2 3 dummy  とすると、3つ目を正しく認識します。"dummy"は無視されます。  powerコマンドのrebootオプションでofftimeに-1を指定すると、RebootTimeがデフォルトの1分になる  不具合になるのを修正しました power reboot -1 5  としても power reboot -1 1  となっていました。  この不具合は後ろに何か文字を記述すると正常に動作します。例えば power reboot -1 5 dummy  とすると、"5"を正しく認識します。"dummy"は無視されます。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇スクリプトの下記コマンドの第1引数の前にスペースが2個以上あると、引数が無視されていた不具合を修正しました。  Timeoutは最初のバージョンから、その他のコマンドはVer.4.05.01で追加した際から発生します。  ・Timeout  ・Shutdown  ・Power  ・EventExec  例えば   Timeout 30  はスペースが1つですので正常に動作しますが、   Timeout 30  はスペースが2つですので、パラメータエラーとなり、無視されました。 ◇スクリプトのCheckAliveコマンドの"-t"の値を無視し、常に10秒にしていた不具合を修正しました。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇スクリプト実行中に監視画面でスクリプトの中断を行った際、ごくまれに全てのアプリケーションが終了し、  それ以降、ハードリセットするまで一切動作しなくなる不具合を修正しました。  中断処理をしなければ発生せず、  また、スクリプトの中断の指示とtelnet/sshプロセスの終了が同時でなければ発生しません。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇Webの「ON/OFF設定」やスクリプトの「shutdown reboot、power reboot」で再起動を行い、  出力開始直後(約10秒以内)にスクリプトの「shutdown」でシャットダウン処理を実行させると  シャットダウンを中断する不具合を修正しました。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇冗長連携で「連携ボードも設定」を行うと、ごくまれにブラウザ画面が表示されない(真っ白になる)ことがある  不具合を修正しました。  設定は正しく行われおり、再表示すれば正常に表示されます。  Ver.4.05.01でのみ発生します。 ◇コンソールメニュー機能で、ログインしたまま何度も"p"メニューで出力をON/OFFを繰り返していると  まれに操作が無効になる現象を修正しました。  リリース当初から存在してしましたが、Ver.4.05.01でログ機能を強化したため、発生しやすくなりました。